経験として分かったことは、
理学療法士だけではクライエントを救うことは出来ないのだと。
そもそも人を救うなんて上から目線でいる限り人なんて救えないだろう。
個人としてのリハビリテーションの道の先は
ジェネラリスト+ハブ(hub)
と考えている。
現在、訪問リハビリテーションという領域に従事している。(それまでは医療機関に所属)
病院で働いていた時のような、限定された時間・非日常・明確なセラピストの役割などから一気にクライエントの真の姿がお披露目される。
これは本当に十人十色・千差万別・・・生き方も死に方も価値観も倫理観もそれぞれ過ぎ(笑)
理学療法という視点だけでは全く太刀打ちできない。
ここでジェネラリストの視点が大切になってくる。
『ジェネラリスト』
クライエントと対峙している瞬間は自分一人しかいない…病院という専門職の集合体ではないのだ
医師も看護師も薬剤師も栄養士も作業療法士も言語聴覚士も居ないのだ。
リスク管理・栄養状態・薬の知識・ADL・ニードの把握・嚥下・コミュニケーションなどをある程度出来なければいけないのだ。
ポイントはある程度ということ。やはり専門的な領域は専門家に任せるべきだと思う。
自分一人ですべてを見ることはできないと断言する。
だから他職種と繋ぐハブ的な役割を担うべきだと考える。
『ハブ(hub)』
リハビリテーション自体が人生に関わってくるので広い視野でクライエントをとらえる能力は必須
それを元にクライエントに必要な問題点を洗い出し、他職種に繋ぐ必要がある。
また、医療・介護職に限らず地域・行政・ボランティアなどに繋ぐ必要もある。
上記の事を実現するためには、ジェネラリストとして理学療法士として個人の能力を底上げしていく必要がある。
ハブとして役割を果たすためにも地域包括ケアシステムやまちづくりの分野も取り組んでいく必要がある。
そのためにこのブログを立ち上げた次第だ。
よろしくお願いいたします。